卵巣嚢腫の検査と治療方法

卵巣嚢腫は卵巣がんに進行させない為の早期治療と検査が必要

卵巣嚢腫の検査方法や治療方法

卵巣嚢腫自体はあくまで良性腫瘍であるため、必要以上に心配することはありません。わが国では、卵巣がんは乳がんとともに、生活の欧米化などに伴い増加傾向にあります。卵巣がんは症状が現れないまま進行するので、かなり進行した状態で発見されることが多くなってきます。それゆえに、卵巣嚢腫が発見されたときに卵巣がんが隠れていないかどうかを検査する必要があります。

手術の方法

卵巣脳腫の手術には卵巣を完全に摘出する方法と悪い部分だけを取り除き、正常な部分を残す方法とがあります。手術法には開腹するか、内視鏡下で行う腹腔鏡手術に分かれています。

茎捻転は緊急手術の対象

卵巣嚢腫はあまり症状がないのが特徴ですが腫瘍が大きくなると腸が圧迫され、便通に影響をおよぼしたり、膀胱を圧迫するとトイレが近くなるなどの症状が現れます。ある程度大きくなると腫瘍が動くことにより、腹部に痛みを発することがあります。

10cmくらいになると腫瘍の動きも大きくなり、卵巣がねじれを起こすことがあり、激痛を発します。これは急性腹症のひとつの原因となっているもので、茎捻転といわれています。このときは緊急手術の対象になります。生命を脅かす危険は基本的にはありませんが手術が必要です。

超音波検査の必要性

超音波検査は卵巣腫瘍を的確に診断できます。手術法の選択には欠かせず、悪性では無いことを確認した上で内視鏡下で行う腹腔鏡手術を行います。これが悪性若しくは疑わしいのであれば、開腹手術を行わなければなりません。それを判断するために超音波検査を行い、良性か悪性かを見極めます。

その他の検査

超音波検査だけでは悪性かどうかを判断することが、困難な場合があります。追加検査が必要となります。それは、腫瘍マーカーを行います。特にCA125という腫瘍マーカーを中心に行います。さらに、MRIによる画像診断を行って、総合的に悪性かどうかを判断します。

腫瘍マーカーでがんを発見できるか

腫瘍マーカーが陽性だからといって必ずしもがんと決まったわけではありません。MRIや超音波診断などで総合的に診断する必要があります。最終的な確定診断は手術をしてその摘出物の病理検査により行われます。