乳腺線維線腫とは

乳腺線維線腫は乳腺にできる良性の腫瘍です。乳腺線維線腫を詳しく説明します

心配の少ない乳腺線維線腫

乳腺線維線腫は、全ての年代の女性に等しく見られるものであり、まして乳がんを合併する恐れは極めて少ないのです。

乳腺線維線腫について

乳腺にできる良性の腫瘍である乳腺線維線腫。一般に若い女性に多いと言われており、乳がんを合併する恐れがあると思われています。しかし、実は全ての年代の女性に等しく見られるものであり、まして乳がんを合併する恐れは極めて少ないのです。正しい認識、適切な判断をすることが重要です。

全ての年代の女性にみられる

乳腺線維線腫は乳腺にできる良性の腫瘍である。一般的な家庭医学書には、10~30代の女性に多く見られると記載されており、そう認識している医師も少なくありません。しかし、実際は年齢にかかわらずに見られるのです。

若年層の女性の乳腺が形成される時期に、乳房の成長に合わせて乳腺線維線腫が速いスピードで形成されるため、あたかも若い女性の病気であるかのように印象づけられたのです。

乳がんを合併する恐れ

乳がんを合併する恐れがあるとの説明をして、治療に摘出手術を選択する医師もいます。しかし、乳腺線維線腫は乳腺にできる良性の腫瘍であると捉えるべきであり、いたずらに乳がんを心配する必要はありません。

乳腺線維線腫は上皮成分の過剰な増殖により腫瘤(しこり)を形成する良性の腫瘍であります。若い頃は小さいしこりのままで、40代になって成長することもあります。このとき乳がんとの識別が必要となります。

腫瘤(しこり)が大きいと感じたら

腫瘤(しこり)が3cmを超えると手術を行い、摘出するケースが未だ多いようです。本人が不自由を感じていないのであれば、医師から「将来、がんに進行する可能性がある」と言われても、無理に手術する必要はありません。

医師の誤解

医師の中には、いまだにこれまで伝えられてきた知識をそのまま鵜呑みにして、乳がんとの関連を必要以上に重視している方もいます。乳がんを合併する恐れは極めて少ないのです。若年層では腫瘤(しこり)が増大傾向にある時、中年層では乳がんとの識別が必要となる時などに、手術が必要になるケースと考えられます。